マタハラ・セクハラを乗り越えて

2014年、大企業でマタハラ被害に合いました。弱いなりに戦い、人生が変わりました。ハラスメントに合ったとき泣き寝入りしない方法と、私の毎日をつづっています。

Lean in Tokyoのイベント「女性の失敗会議」に参加しました

今日は、Lean in Tokyoのイベント「女性の失敗会議」に参加しました。

FCon 2017: 女性の失敗会議【女性限定】 | Lean In Tokyo

 

Lean in Tokyoは、シェリル・サンドバーグさんが「女性が野心を持って、挑戦することができる社会」を実現するために作った組織Lean In.orgの日本組織だそうです。

詳細はこちら。

Lean In Tokyo About Us | Lean In Tokyo

 

今日のイベントでは、5名の様々な業界で活躍している女性が「今の時代に働く女性に伝えたい、失敗から学んだこと」をテーマとして10分ずつ講演、その後、ワールドカフェを行う内容でした。

 

話を聞いていて、共感しすぎて泣きそうになったのが、Waris田中さん。

日経ウーマンで働いたあと、事務系総合職女性のための仕事紹介会社Warisの共同代表としてご活躍。傍目に見るとすばらしいキャリアなのに、それでも「ずっと自分で自分を認められない」というお話でした。

あんなすごい人でも自己肯定感や自信を持てないことで悩み苦しむなら、普通の私が悩むのは当たり前なんだなと、聞いていてジーンとしました。そのあとはちょっと楽に。

田中さん曰く、自分を認めるためには自分で自分を客観視したり、他者から多様な視点でアドバイスをもらったり、不安を周りと共有し共感してもらったり、目の前の仕事に集中したりして、少しずつ不安や悩みを小さくする努力をしているそう。

 

講演もワールドカフェもとても面白く、本当に、失敗してもそこから学び、小さくても一歩ずつ進んでいく、生きていくしかないんだなと、なんだか当たり前のことが腹に落ちました。悩みながら、毎日ちょっとずつ、よりよい自分になれるように歩みを進めていきたいな。

 

転職面接先でマタハラ加害者の名前が出てビックリ!

昨日、某企業に転職面接を受けたところ、

「〇〇会社にいたなら、A部長って知ってる?

 いま、うちの会社に来てもらってるんだよね~」

と、言われました。

〇〇会社は、私が過去、マタハラに遭って退職した会社です。

A部長は、直接ではないですが、妊娠を非難する発言をしていました。

年齢的に定年なので、多分、顧問か何かで仕事をしているんだと思います。

平気でマタハラをする人が社会でのうのうと生きて活躍していることに

軽く絶望し、面接を終えました。

終了後は脱力感ハンパなかったですが、マタハラする人がいる会社に転職しても

私にとっては失敗でしかないので、面接で分かってよかった、と思うことにしました。

あんちゃさんのブログを見ると元気が出ます。

www.mazimazi-party.com

私も企業に勤めることにこだわらないでフリーランスとか、別の生き方を

考えようかな。

コーチをつけるか検討する

すっかりキャリアとライフに悩んでしまったので、コーチをつけようかと思い、知人の紹介でお試しさせてもらいました。

 

私が悩んでいることとしては

・現在の職場の人間関係がギスギスしており、割り当てられた業務内容がつまらない

・上記は現在の会社の社風に起因するところもある

・現在の会社が年功序列。ポジション数、待機人数から、一生実務担当者かも

・東京生活はコスパが悪く、通勤電車がひどい。ずっとここで暮らしたいと思えない

・30代半ば、子どもを産むなら今から始めたほうがよくて、今の会社は産休・育休
  を取るには最適

・でも、転職するにも、少しでも若いほうがいいのかもと思う

 

悩んでいることが絡まりあって、まずは整理したいと思います。

並行して、「私らしさ」「なりたい姿」を自分の中から掘り起こしていきたいです。

 

いずれも自力で考えていくことだけど、どうしても煮詰まってしまうので

コーチに、整理を支援してもらって、意思決定を伴奏してもらうことを考えています。

 

ただ、一般人の私がお願いするのには、費用が高いので、ホイホイ頼めないのが難点。自分ができるところは極力自分で進めて(当たり前だけど。。。)、イザ!というところでお願いするようにしたい。

30代半ば、転職2回経験済み。3回目チャレンジするよ

上司からハラスメントを受け、うつになり、上司を訴えたりした頃から、2年が経ちました。

 

私は30代半ばになり、転職を2回経験しました。

現在は、最初の会社(=ハラスメントを受けた会社)よりも、ずっと有名で、世間的には素晴らしいと言われる会社に入社することできましたが、なんだかモヤモヤしています。

 

結局、日本の歴史のある会社の多くは、男社会で、私と同じくらいの年齢の男性でも昭和的な考え方をしていて息が詰まります。例えば、「社員は、時間・エネルギーの大半を会社と仕事に捧げるべきだ」「フルコミットできない社員は、出世できない」etc...

ダイバーシティ推進や働き方改革を掲げながらも、中高年男性は、自分たちの価値観をこころの中に守り、それを仕事やその他コミュニケーションを通じて、次の世代の男性に伝えているようです。

 

最初から不利なゲームをしているような、なんだか馬鹿らしい気持ちなってきたので、今度は、最初から多様性のある会社・組織を目指して転職しようと考えています。

癒されビーズ刺繍

会社を訴えて解決し、体調も良くなり新しい会社で働き始めました。

帰宅後、寝る前のビーズ刺繍は癒しタイムです🌟
本当は2-3時間やりたいけど、1日30分くらいしか時間がとれないですね。
先日は、田川啓二さんのチリアショップで購入したキットのうさぎのブローチが完成しました🐰

本当は田川先生の教室に通いたいけど、平日の日中の講座が多くてフルタイムで働いてると、なかなか厳しいです😥


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相談内容を整理して、いざ!労働局の相談窓口へ!!

会社の人事課長に話しても無駄だったので、社外の専門家に相談することにしました。

事前にネットなどでいろいろ調べて、いろんな人に相談することや弁護士など有料の相談先に話をすることを念頭に、以下のことをまとめ準備ました。

・事実関係をまとめる

・私がどうしたいか、整理する

事実関係について、物的証拠はなかったので、エクセルに時系列で事と次第をまとめ、証人になってくれる人もメモしておきました。

私の要望としては、最初は腹がたつばかりでどうしたいかハッキリしなかったのですが、いろんな人に相談し話をするうちに

・会社のハラスメントに対する感度の低さを会社のそれなりのポジションの人に理解してもらいたい。それで、危機感を持って対策を講じてほしい

・私にハラスメントをした人事課長2名と、話をしてもまともに取り合わなかった人事課長の計3名に懲戒処分を受けてほしい

このあたりが望みだとわかってきました。

あとは、自分の要求を通すために、誰に支援してもらうか、すべての要求が通らないとしたら、どこを落としどころにするか、いろいろ相談しながら選択肢を広げて選ぶように進めました。

職場から近いこともあり、最初は労働局の労働相談コーナーに相談に行きました。

ここでは、相談員さんが話を聞いてアドバイスをしてくれます。内容によっては、あっせんをしてくれます。

相談員さんは労働局の常勤職員や非常勤の社会保険労務士など、労働の専門家が勤めています。

あっせんは、労使間でトラブルがあった場合、都度裁判をするのでは(特に労働者の)負担が大きいので、紛争調整委員が両者の話を聞いて判例などをもとに和解する手伝いをしてくれるものです。

わたしのケースで受けたアドバイスは、

・マタハラを含むので同じ労働局の雇用均等室にも相談してみることを勧められる

・今後、会社の人と接触する場合は、相手の発言を録音したほうがいい。証拠として認められなくても、交渉が有利になる

・ハラスメントの内容から、損害賠償請求が可能と思われる

・相手にする企業が比較的大手なので、対面もあることから、損害賠償要求を飲む可能性が高い

・あっせんも可能だが、裁判にしたほうが、損害賠償としてもらえる金額が大きくなるし、事例を広く社会に知ってもらえる

という内容でした。

会社が、ハラスメントの事実を認めなかったり、加害者を制裁しない場合に、わたしの納得のために、損害賠償請求も行うことにしました。

金額は、病院に通った実費や、自己都合による退職金の減額分などをもとに計算するのが、私の場合は妥当かなと思いました。

次は、労働局の雇用均等室に行くことにしました。

パワハラ、セクハラについて誰に申し立てるか

会社に入って4-5年目までは、パワハラやセクハラを受けても、小さいものならなるべく我慢しようと思っていました。
給料に我慢料も入ってると思っていたし、些細なことで騒ぐやつだと思われて、仕事をしづらくなるのも嫌だったのです。
でも、官公庁に出向して、それまで勤めていた会社の外の世界を知ってからは、出向元の会社はパワハラセクハラが常態化していたことに気がつきました。
私は人事担当者だったのに、ハラスメントを見かけたり、自分が受けたりしても、問題として取り上げようという発想を持っていませんでした。
これは、私だけでなく、他の人事のメンバー、平社員から管理職まで皆そうでした。

そんな出向元の風土は自分にとっても会社にとってもよくないと、気がつきました。
我慢を重ねるうちに自分の心がすり減るし、ハラスメントへの感度が下がり、例えば後輩が辛い目にあっている場面に遭遇しても助けてあげられない、見逃すような自分になっていました。

会社にとっても、ハラスメントは職場環境の悪化、生産性低下、人材流出など、デメリットしかありません。
これくらいの情報は巷にあふれているし誰でも簡単にわかることなのですが、少々のことは我慢するべき、という職場の雰囲気に慣れると、おかしなことに声をあげられなくなり、おかしいとも思わなくなるものです。

私は、まずはハラスメントのない会社にするための提案を、会社の人事課長に話すことにしました。
その際、自分がうけたハラスメントを例に、自社では人事担当者や課長のハラスメントに対する感度が低いことを説明し、私が出向から戻ったらハラスメント対策の仕事をしたいと申し出ました。

しかし、そのとき話を聞いた人事課長は、
「自社はハラスメントにきちんと対応している会社だと思う。」
「官公庁出向でハラスメントへの基準が上がりすぎたのではないか」
「ハラスメントを受けたというが、そんな過去の話を持ち出してどうするのか」
と言いました。

ちなみに、私が自分がうけたハラスメントの例として挙げたのは、1年半前に、上司である人事課長Aにチークダンスを強要されたことと、先日の記事にかいた半年前に人事課長Bに「妊娠するなんて社会人としての責任が足りない」と言われたことについてです。

提案をした人事課長は、上記ABとは別の人事課長だったので、もしかしたら話をわかってくれるかもと、少し期待したのですが、案の定、私の提案を聞くどころか、ハラスメントのもみ消しを図りたい態度が見え見えでした。

この態度をみて、私は、もうこの会社にいても仕方ないと判断しました。人事担当者として、学びを得て成長できる環境ではないなと思ったのです。

職場のハラスメントのような労使間の問題は、一旦は職場での解決や改善を図るべきとの思いで、直接人事課長に申し立てましたが、取り扱う気がないようだったので、退職と引き換えに、別のところに訴えることにしました。

次の訴え・相談先として考えたのは、労働局の労働相談窓口と、弁護士会法テラスです。